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【学校・塾の教員対象】英語の民間検定試験は大学入試にどのように関わるべきなのか?上智大学・渡部良典教授と一緒に考えるオンラインセミナーを開催

文部科学省「大学入試のあり方に関する検討会議」の委員をされていた渡部良典・上智大学教授にご登壇いただきます。

オンラインセミナー:『"入試"の枠組みを超えた英語力養成を考える 〜大学入試検討委員会の報告〜』
■日時:2021年10月9日(土)15時〜16時30分
■会場:オンライン ※ZoomミーティングかYouTubeLIVEでご参加ください。
■チケット:以下のうち、どちらか一方のみをお申込みください。申込締め切りは10月8日23時59分
 (1)Zoomミーティング(チャットにて質疑応答に参加できます)・・・定員80名
 (2)YouTubeLIVE(視聴のみ)・・・定員200名

お申し込みはPeatixページにて承ります(http://20211009watanabe.peatix.com

増進堂・受験研究社は、教育現場での教材活用支援の一環として定期的に教員向けのセミナーやワークショップを行なっております。この度は、この数年、教育現場にも大きく影響を与えた英語民間検定試験の『大学入学共通テスト』への導入が先日正式に見送られたことを受けて、改めて「なぜその政策が見送られなければならなかったのか」という論点について整理し、大学入試のあり方を共に考えるオンラインセミナーを実施いたします。教育現場(特に高等学校や大学入試予備校・塾)の先生方とも意見交換をさせていただく機会としたいと思います。

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【本セミナーの開催主旨】
7月30日、萩生田文部科学大臣が正式に「英語民間試験を『共通テスト』に活用すること」を断念するとの発表がありました。その判断のもとになったのが有識者の方々の提言です。

文部科学省は令和元年12月に、有識者による「大学入試のあり方に関する検討会議」を発足しました。その会議は令和3年6月30日に終了し、その中で出てきた提言は7月8日に公開されました。(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/103/toushin/mext_00862.html

本セミナーにご登壇いただく渡部良典先生(上智大学言語科学研究科教授)はその会議の委員として参加されておられました。

本セミナーでは、その会議の中で何が論点になっていて、どのような視点のもとどのような提言がされたのかというテーマから、改めて「入試ありき」ではない「求められる英語力の養成」を整理し直すことを目的とします。また、その機会を教育現場で日々指導にあたられている教員の皆様との意見交換を通じて進めていきたいと思います。

セミナー案内の下に、渡部先生よりメッセージをいただいております。ご一読いただき、是非、この機会に一緒に考えていただければと思います。

■対象者:学校・塾などで英語指導をなされている方であればどなたでも。
■日時:2021年10月9日(土)15時〜16時30分 
■会場:オンライン
■チケット:Peatixにて詳細をご確認の上、お申し込みください。(http://20211009watanabe.peatix.com

☆当日参加された方の中で、ご希望の方には、池田真 先生(上智大学文学部教授/日本CLIL教育学会副会長)の講演集『教育現場でのCLIL活用のポイント』をお送りします。(応募方法などの詳細は当日お知らせいたします。)

【講師紹介】渡部良典  上智大学言語科学研究科教授/ELPAアドバイザー
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ーーーーーー(渡部良典先生よりメッセージ)ーーーーーー
大学入試に関する検討会議が本年6月30日に終了しました。28回にわたる委員会の中で各委員に与えられた時間は限られていましたが、次の3点は是非多くの方に伝えたいという思いをもって発言をしてきました。

(1)4技能は便宜的な分け方に過ぎず、英語運用能力を高めるためには技能の統合が必須であること
(2)入試改革の効果は限定的であり、入試の改善は拙速を戒め、受験者や教員の心理とそれを取り巻く社会的な条件を考慮しながらく暫時進めてゆくべきこと
(3)民間試験は共通テストの代わりにはなりえず、民間試験と共通試験は棲み分けをすべきこと

これらを自分の意見としてではなく、できる限り言語テストの理論と実践研究の成果を紹介しながら述べました。
委員会でとりまとめた提言は膨大なものですし、マスコミの報道はもとより要点に限られています。今回は、私が委員会で提出した資料をもとにして、委員としてではなく一人の教員としてまた研究者としてお話をし、参加者の方々のご意見を伺いたいと考えています。

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2021.08.26

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