馬のマーク  増進堂・受験研究社

[ 理科の自由研究 ] [ Home ] [参考書・問題集]
← 理科の自由研究 バックナンバー目次へ戻る


理科の自由研究



光は直進します。光は反射します。光は屈折します。

光とレンズ

[ 目,カメラ,望遠鏡,顕微鏡 ]
目のしくみカメラのしくみ望遠鏡のしくみ顕微鏡のしくみ

[ 光は何なのだろう ]
光は粒子なのか波なのか光よりはやい物質はあるか夕焼けはなぜ赤いか

詳しい解説は



 昼は太陽からの光を何気なく,いつも気にしないままに過ごしています。夜は,スイッチ一つで電灯の光で不自由のない生活をしています。この「光」はどんな性質をもっているのか,調べてみましょう。


光は直進します。
光の直進
この写真から光は直進していることが分かる

 光は,空気や水,ガラスのような一様(みな同じようにそろっている)な物質の中では直進します。
 太陽の光は、150,000,000km(太陽−地球の距離)をまっしぐらに約8分20秒かかって地球に到達します。


光は反射します。
 →『スーパー理科事典』 p.484参照
 私たちが毎日鏡を見ていますね。私たちという「光」が鏡に反射して目に見えているのです。「光」は,光を通さないものにあたると,はね返されます。このことを「光の反射」といいます。
 光の反射には下の図のように決まりがあります。
光の反射 光の反射
光の反射には決まりがある→ 『スーパー理科事典』 p.484より


光は屈折します。
 →『スーパー理科事典』 p.485参照
光の屈折  光は,空気中から水中などに進むとき,進む方向を変えます。
 光は,右の写真のように,空気と水の境目で折れ曲がるのです。
 このことは,たいへん重要なことです。プリズム,レンズ(望遠鏡や顕微鏡に使われていますね)などもこの光の屈折を利用しているのです。
 光の屈折には決まりがあります。


光とレンズ
 →『スーパー理科事典』 p.486参照
 凸レンズを使って物を大きく見るときがありますね。これは光の屈折を利用しているのです。
 「レンズ」というのは,2枚の球面で囲まれた透明(とうめい)な物質でできているものをいうのです。凸レンズと凹レンズの2種類があります。
凸(とつ)レンズ……中央の部分が周辺より厚いレンズをいいます。
凹(おう)レンズ……中央の部分が周辺より薄いレンズをいいます。

 レンズで光が集まるところを何というのでしょう。
焦点(しょうてん)……凸レンズの場合,光がレンズに入るとレンズで屈折した後,一点に集まります。この点をレンズの焦点といいます。
焦点距離(しょうてんきょり)……レンズの中心から焦点までの距離を焦点距離といいます。

凸レンズと凹レンズの焦点
光は空気中からレンズの中を進むとき,進む方向を変えます→ 『スーパー理科事典』 p.486より


目,カメラ,望遠鏡,顕微鏡
 →『スーパー理科事典』 p.488参照


目のしくみ
 わたしたちの目は,下の図のように,中に凸レンズが入っています。
 この凸レンズをささえている筋肉(毛様筋といいます)のはたらきで,凸レンズを厚くしたり薄くしたりして,近くのものも遠くのものも自由自在に見えます。
 ところが,凸レンズをささえている筋肉がうまくはたらかないとき,近視や遠視となります。
 ・近視のとき……凹レンズをかけて矯正(きょうせい)します。
 ・遠視のとき……凸レンズをかけて矯正します。


カメラのしくみ
 カメラの基本的なつくりは,目の構造とよく似ています。
 ・フィルム=網膜(もうまく)  ・レンズ=レンズ(水晶体:すいしょうたい)
 ・しぼり=虹彩(こうさい)  ・フィルター=角膜(かくまく)

目のつくり




望遠鏡のしくみ
 凸レンズや凹レンズを何枚か適当に組み合わせることにより,望遠鏡や顕微鏡を作ることができます。
 望遠鏡は,遠くにある物を大きく見せます。
 望遠鏡には,屈折望遠鏡,反射望遠鏡,シュミット望遠鏡,双眼鏡 などがあります。
 ・屈折望遠鏡……対物レンズ(観察するものに近づけるレンズ)として,レンズを用いたものです。
  ケプラー式とガリレイ式望遠鏡があります。
 ・双眼鏡……小型の屈折望遠鏡を2つ並べたものです。
 ・反射望遠鏡……対物レンズとして,凹面鏡を用いたものです。
  大望遠鏡には反射望遠鏡が使われています。「すばる望遠鏡」も反射望遠鏡です。
 ・シュミット望遠鏡……反射鏡に補正レンズを組み合わせたものです。


顕微鏡のしくみ
 顕微鏡は,望遠鏡を反対にしたしくみになっています。


光は何なのだろう
 →『スーパー理科事典』 p.618参照


光は粒子なのか波なのか
 I.ニュートンは光を粒子として,反射や屈折の説明をした。
 C.ホイヘンスやR.フックは光は波であると主張した。が,光を伝える物質は何かということが問題となった。光の波を伝える物質「エーテル」が全宇宙を満たすと想像すると,光のいろんな現象をうまく説明することができた。T.ヤングによって光の横波説が完成し(1801年),光は横波であるかのように思えた。
 H.ヘルツが亜鉛に紫外線を当てると金属面から電子が飛び出す「光電効果」を発見した(1888年)。A.アインシュタインは,この現象を光の粒子性で説明をした。
 現在は,光は粒子性と横波という波動性の2面をもっているとされている。


光よりはやい物質はあるか
 科学者たちは,光の波を伝える「エーテル」の存在を証明することができなかった。この事実からアインシュタインは,
  1.互いに等速で運動している2つの物体の間では,自然の法則は全く同じに成り立っている。
  2.どのような運動をしている物体に対しても,光の速度は一定である。
 という「相対性理論」を仮定した。
 この相対性理論によると,ロケットが飛んでいるとき,その速さが増せばますほど,長さが短くなり,ロケットの質量が大きくなり,乗っている人の時間はだんだん遅くなるという。


夕焼けはなぜ赤いか
 空気中には目に見えない水蒸気やちりなどが浮かんでいる。太陽の光が厚い大気の層を通り抜けるとき,これらの小さい粒に波長の短い青色の光が当たると散らされ(散乱という),青く見える。晴天の日の空が青いのはこのため。
 一方,波長の長い赤やだいだい色の光は散乱されにくく,空気中を通る光の距離が長いとき,すなわち太陽が西へ傾いたとき,空は一面に赤くなって夕焼けとよばれるようになる。



詳しい解説は→『スーパー理科事典』 p.484-489参照
  →クリック! 「もくじ」で自分の知りたい項目があるか探してみよう。

(第17回 2001.3.20-5.27)




[ このページの初めへ ]





Copyright (C)
ZOSHINDO-JUKENKENKYUSHA Publishing Co., Ltd
All Rights Reserved.